看護師の場合

看護師がこのような環境で仕事をする場合、ほとんどお仕事の内容は変わらないともいいます。医療療養型病院の方が、医療に深く関わるお仕事をしていくようなイメージがあります。

介護療養病床の方では、医療機関というイメージではなくて、日常的生活をケアするイメージがあります。しかし、介護療養病床の場合でも、長期入院患者などを抱えて、 ターミナルケアや看取りが多くなる事もあります。ターミナルケアとは、末期がんの患者さんなどの、治癒の可能性のない患者さんを援助す・ケアすることを言います。現代医療は、検査、診断、治療、そして延命という四つの働きを持っているのです。それが看取りにまで繋がり、看護師は看取りまで患者さんと関わっていくことになります。

しかし、この現代社会において、医療療養型病院に勤務していたとしても、ターミナルケアに関わる場合もあり、だから、敢えて看護師がどのような仕事をこなしていかなければならないかという質問に対して、同じ内容ということになってしまうのです。

高齢化社会はもう既にはじまっています。ここに大きく関わってくる問題は、医療の問題と同時に、介護、生活のケアの問題です。しかし、介護・生活のケアに医療が無関係かといえば、決して切り離すことができない問題でもあります。

療養型病院の違い

療養型病院には、医療療養と、介護療養があります。結構この二つの違いが判らないという人たちが多くいます。保険制度上の取り扱いに於ける違いから、このような区別が生まれたようです。

看護師がそのような場所で働く場合、それぞれに対してどのようなモチベーションで接していけば良いのでしょうか。医療療養病床と介護療養病床の違いをごくごく簡単に言ってしまえば、入院の時適用される保険が、医療保険か介護保険か程度の違いに過ぎないのです。医療保険・介護保険のシステムに基づいてそれぞれが運営されて、それぞれが似た部分も存在してしまっているのかもしれません。

しかし、根底に存在しているものは、医療療養病床においては、リハビリテーションを必要度が高くあり、在宅復帰を目指している患者さん、急性期であったものの急性期を脱しまだまだ医療依存度の高いの患者さんが入院するべきという考えに基づいています。更に介護療養病床に対しては、医療機関に対しての管理・監視を求めているものの、ある程度病状が安定をしており、介護的処置を求めている患者さんが入院するべきという考えがあります。

ある程度、区別は明確化されてはいるものの、実際に現場ではなかなかこのような区別が明確に見えてこない場合も多くあります。医療療養病床には、 要介護度の低い患者さんも入院しているケースが明らかにされています。更に診療報酬改定による一般急性期病棟の在院日数の短縮という問題も抱えています。もう少しこの問題を考えてみましょう。